園の特徴
その子のありのままを受け入れ、他児と比較することなく、一人ひとりの成長のために今何が必要かを考えながら保育を進めています。
少子化によって異年齢の子どもたちが大勢で町の広場や公園で遊ぶ姿は、最近ではあまり見られなくなり、集団で遊ぶ場として幼稚園の担う役割はますます大きくなっています。歳上の子は歳下の子を大切にし、歳下の子は歳上の子から遊びのルールや自分の知らなかった知識を教えてもらうなど、子どもの相互の関係を大切にした縦割り保育もおこなっています。
子どもたちの遊んでいる様子を見ていますと、していることが幼いというだけで、そこで展開されていることは、私たち大人の社会と何ら変わりはありません。私たち教師は子どもたちの自主性を尊重し、自ら伸びていこうとする力を引き出すために遊びの環境設定に心を注いでいます。
お天気の良い日には出来るだけ外に出て、その季節ならではの恵みを楽しんでいます。 春は野菜の苗の植え付け、お花見(桜)。夏は水・泥遊び。秋はドングリ、クルミ、栗、栃の実など季節の徴を探しに行きます。また、収穫した野菜を使って収穫感謝食事会も行っています。冬は園庭に作った雪山でソリすべりや雪上ペインティングなどをおこなっています。
岩内幼稚園のあゆみ
岩内幼稚園は、1926年(大正15年)6月、日本キリスト教団岩内教会附属幼稚園として設立され、現在まで5,000余名の卒園児を送り出しております。1968年(昭和43年)には、幼児教育の貢献が認められ岩内町より文化功労賞が授与されました。1981年4月より学校法人北海道キリスト教学園(キリスト教会系列15幼稚園で組織)に改組されて運営しております。2018年(平成30年)に創立92年を迎えた歴史ある幼稚園です。
幼児教育目標
1.「光の子ども」
光のもつ やさしさ 強さ 豊かさ 輝き を持つ子ども
2.「人を愛する子ども」
自分と同じように人を愛する子ども
3.「自分で できる子ども」
自分のことは 自分でやり、最後まで頑張る子ども
保育方針
岩内幼稚園は、キリスト教精神に基づいて保育にあたります。以下、キリスト教保育に関して、本園入園の保護者の皆様に知っていただきたい点をあげました。
キリスト教保育とは
子ども一人ひとりが神によっていのちを与えられた者として
イエス・キリストを通して示される神の愛と恵みのもとで育てられ、今の時を喜びと感謝をもって生き、そのことによって生涯にわたる生き方の基礎を培い、
共に生きる社会と世界をつくる自律的な人間として育つために、保育者がイエス・キリストとの交わりに支えられて共に行う意図的、継続的、反省的な働きです。
キリスト教保育のねらい
①子どもが、自分自身を大切なひとりとして受け入れられていることを感じ取り、自分自身 を喜びと感謝をもって受け入れるようになること。
②子どもがイエスを身近に感じ取ることを通して、見えない神の恵みと導きへの信頼感を与えられ、「イエスさまと共に」毎日を歩もうとする思いをもつようになること。
③子どもが、互いの違いを認めつつ、一緒に過ごす努力をし、そのことを喜びとするようになること。
④子どもが、心を動かし、探求し、判断し、想像力をもち、創造的にさまざまな事柄に関わるようになること。
⑤子どもが、私たちの生きる自然や世界を神による恵みとして受けとめ、それらの事柄に関心をもち、自分たちのできることを考え、行うようになること。
⑥子どもが、してはいけないことをしようとする思いが自分の中にあることに気づき、そのような思いに負けない勇気をもち、行動することができるようになること。
※ 保育は、十分に準備されたカリキュラム(保育課程)に従って行われます。
※ 当園は、日本体育・学校健康センターに加入しますので、登・降園時と園内での事故に対する治療費の一部が給付されます。
(掛金は、園とPTAで負担します。)*父母は対象になりません。